高精度の測定で、EVモータの開発を加速させる。“e-MotorChamber®”デモ暗室。

e-MotorChamber® システム詳細

e-MotorChamber®デモ暗室の設備

ロングシャフト&ダイナモメータなど、
システム設備をご紹介します。
※デモ暗室は、株式会社e・オータマ 東海EMCセンター 富士松試験所にございます。
また、システムを新規・改造にてご購入される際のオプション、納期やおおまかなスケジュールなどもご説明します。

  • シャフト

    電波吸収体から供試品までの距離1,000 mm以上を確保できる長さのシャフトを使用。暗室の壁を貫通するシャフトからの伝導ノイズも遮断。
    ※シャフトは安全のため、金属で覆われています。

    モータ取付部

    供試モータ取付治具は、こちらでも準備可能です
    (窓口:e・オータマ)。

  • 冷却チラー(供試品用)

    水冷、油冷の両方を備えたチラーを完備。

  • インバータ&バッテリーシミュレータ

    サイズ : 5,000 x 700 x 2,500 mm (W x D x H)

  • ダイナモメータ

    20,000 rpm以上の高速回転を実現。今後の規格ハイスペック化にも対応可能です。
    ※ダイナモメータは安全のため、金属で覆われています。

  • システムコントロール・ソフトウェア

    ダイナモメータ、バッテリシミュレータを手動またはプログラマブルに任意制御可能。

  • システム連動ノイズ測定ソフトウェア

    独自開発ソフトウェアにより、供試モータの動作条件(回転数/トルク/電圧/電流)と連動したノイズ測定が可能で、 最悪ノイズレベル観測時の動作条件を特定する時間を短縮できる。

  • 暗室&試験レイアウト

    デモ暗室のあるe・オータマ富士松試験所では、吸収体を5面に設置。また供試品システムを載せる銅板机(2,700 x 1,500 mm)は必要に応じて暗室内で移動可能です。

    ■ 銅板机の位置A、B:EVモータ試験の場合
    ■ 銅板机の位置C:EVモータ以外の試験の場合

    改造・新規建設時の推奨スペック
    暗室:7,000 x 7,000 x 4,300 mm(W x D x H)以上

オプション

ダイナモ室、アンプ室、測定室については、新規・改造時ともオプション設備となります。

  • ダイナモ室(防音仕様)

    推奨サイズ:7,000 x 4,000 x 2,600 mm
    (W x H x D)以上

  • アンプ室

    推奨サイズ:お客様仕様

  • 測定室(シールド仕様)

    推奨サイズ:お客様仕様

仕様一覧

デモ暗室
(富士松試験所)
カスタマイズ
ダイナモメータ

回転数(rpm)
トルク(N・m)
容量(kW)

20,000
350
190

25,000まで相談可能
最大800
最大400

バッテリー
シミュレータ

電圧(V)
電流(A)
容量(kW)

DC 700
600
190

最大DC 1,200
最大1,000
最大500

  • ※試験機器の選定や試験オペレータのトレーニングおよび派遣、試験機器校正などのサービスについても提供可能です。

概略フロー図

  • ※お客様先での工事は、暗室工事3ヵ月およびモータ・インバータの納入・調整2ヵ月、
    合わせて5ヵ月の予定です。
  • ※ご成約後、お引渡しまではモータ・インバータの製作を含め、約1年ですが、
    仕様により異なります。
  • ※このフロー図は概算工程です。実際のスケジュールは諸条件により変化します。